ぎゅっとまとめたファーム前田屋のコンセプト
- Tatsuno farmer's story
- 2019年9月10日
- 読了時間: 3分
更新日:2019年11月17日

玄米で健康に
前田さんが子供を持って実感すること。それは何より健康の大切さ。子供に体にいいものを食べてほしい。それが親の願い。体が資本の農業、自分自身の体のために食べるものはいいものを選びたい。意外にも白米は体に悪い食べ物に分類される。いっぽう玄米は体に良い食べ物なのだ。毎日の食事の主食を玄米に置き換える。ビタミン、食物繊維、良質な栄養素を取り入れることができる。玄米はゆるやかに消化し、血糖値の急上昇を防ぎ、糖尿病予防、ダイエットにも最適だ。
農業への情熱
農家。祖父の代から3代目だ。前田さんはより美味しい米作りへのこだわりを持っている。壁に当たりながら、試行錯誤を繰り返す。そしてやっとのことで納得のいく米ができた。前田さんの米が美味しい理由ははっきりしている。それだけ情熱を注いでいるからだ。楽な仕事ではない。サラリーマンをしているほうがよっぽど安定している。でもその苦労が報われる日が必ず来る。農業が世界を幸せにする。幸せ玄米が奇跡を起こす。その日を夢見て、体を動かす、頭を使う、心を強く持つ。
水と土
初夏にはアユが遡上する清流揖保川。きらきら輝く美しさに人々は癒され、元気を得てきた。米作りには良質の水が欠かせない。前田さんは特殊な技術を活用し、良質の水をさらに磨き上げる。そして土にも徹底的にこだわる。無農薬、無化学肥料を実現するには土が重要。前田さんの田んぼの土は、微生物が活発に活動し、植物にとって最適な環境を生み出している。自然は偉大だ。それをめいっぱい活かすことが前田さんの農業なのだ。
たつのに感謝
生まれ育った地元、たつの。播磨の小京都と言われ、古き良き歴史と文化が残されている。姫路城のような壮大さはないが、奥ゆかしく、温かい風土。そこに生まれたことに感謝したい。その歴史、文化、風土を残してくれた人たちに感謝したい。たつのを選んで住み続けてくれる人達にも感謝したい。たつのへの恩返しを農業で。たつのの未来のために、歴史と文化、風土を継承していくためにも。農業を通して全力で貢献したい。
想いと人生
なんのために生まれて、なんのために生きるのか。やなせたかしさんの子供達へのメッセージだ。日本人なら誰でも知っているあのアニメ。大人になった時、この言葉がよく浮かぶ。自分に常に問いかける。自分は何をなすべきか。それが少しずつ見えてきた。見えてきた時、人生は楽しくなる。でも時々見失いそうになる。自分の軸が時々ぶれる。でもそれも人生だ。米作りも人生そのもの。美味しいお米作りが見えてきた。どんどん楽しくなる。時々これで大丈夫かなって心配になる。だけど「世界を良くする」という目標が情熱を生む。だからこそ人生を前に進めることができる。
仲間と夢を
たつの赤とんぼクラブ。前田さんはそのメンバー。日本の農業を支える。たつのを農業で盛り上げる。これからの日本の未来を担う子供たちに、日本の安心・安全な農産物を届けること。この目的の先は、たつのの未来を明るくする、日本の未来を明るくする。その夢を一緒に叶える仲間がたつの赤とんぼクラブ。夢を共有する仲間がいる。
女性と子供のため
女性と子供が笑っている社会がいい社会。そんな社会を作ろう。20年後、30年後は女性と子供が笑っている。人々が健康で、安心して笑っている社会。女性が活躍できる社会。農家としてできることは、まず食べ物が美味しくて安全な日本を作る。それが今の大人のミッション。次世代に残すものは、いいものだけ。悪いものは残さない。
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